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【健保からの大切なお知らせ】健康診断の自己負担額変更と、財政健全化へのご協力のお願い

日頃より、当健康保険組合の運営にご理解とご協力をいただき、誠にありがとうございます。

当健保では、皆様の健康維持を支えるため、これまで各種健診費用の値上がり分を健保が負担し、皆様の自己負担額を据え置いて参りました。しかし、近年の物価高騰に伴い、健診機関からの大幅な値上げ要請が続いております。

今後も皆様の健康を守る仕組みを安定して維持していくため、誠に心苦しいのですが、以下の通り費用を見直す方針とさせていただくこととしました。

■健診費用の見直しについて

  • 令和8年度より: 「生活習慣病予防健診」の自己負担額を 2,000円〜3,000円程度 増額させていただく見込みです。
  • 令和9年度以降: 「人間ドック」の補助金額の見直し(補助率の引き下げ、または定額補助への移行)を検討しております。

具体的な時期や金額については、決定次第改めてホームページや会社を通じてお知らせいたします。

 

◎財政健全化へのご協力のお願い

当健保の財政は収支マイナスが継続することが見込まれています。その主な理由は、みなさまのご協力で改善していけるものも含まれています。

① 65歳以上の方の医療費は、健保の大きな負担に

65歳〜74歳のご本人・ご家族が医療機関にかかると、その医療費の約10倍の金額を、当健保が「納付金」として国へ納める仕組みになっています。

【例】 透析治療を受けられる方が1名(年間医療費600万円)いらっしゃる場合、健保は国へ6,000万円を納める必要があり、合計で年間約7,000万円もの支出になります。

  • お願い:前期高齢の方は 必要な医療はきちんと受けていただき、保健指導にはぜひ前向きにご協力ください。特にご家族が対象の場合は、社員の皆様からの後押しをお願いいたします。

② 「いきなり重症化」を防ぐために

社員は平均と比べて医療費が約1.2倍高い傾向にありますが4割が受診勧奨値以上のままです。また、近年はご家族の医療費も急増しています。

  • 原因のひとつ: 特にご家族は健診受診率が低く、病気が見つかった時にはすでに「重症化」しているケースが散見されます。
  • お願い: 大切なご家族がいつまでも健康でいられるよう、ぜひ「健診受診」を勧めてください。早期発見・早期治療は、本人の負担も健保の支出も減らします。

③ 扶養家族の適切な申請を

当健保は平均よりも扶養家族が多く、その分、医療費負担も年間で約1.3億円多くなっています。

  • お願い: 就職や収入増などで、すでに扶養の基準を外れているご家族はいらっしゃいませんか? 基準を超えた場合は速やかに手続きをお願いします。年1回の扶養調査への正確な回答も、健保を守る大切な一歩です。

最後に

今回の自己負担増は、健保としても大変苦渋の選択です。皆様に納めていただいている貴重な保険料を、将来にわたって有効に活用し、健康を守り続けるための決断です。

「自分の健康を守ることが、健保を守ることにつながる」

この意識を皆様と共有できれば幸いです。何卒ご理解とご協力をお願い申し上げます。